古文書を読んでみよう~農業往来を読む~ その1
古文書を読んでみよう!
「農業往来を読む」
今回はその記念すべき第1回の講義で~す!
では、今回からさっそく中身を読んでいきましょうね。
楽しいものになりますように。
では、いってみよう!
(中表紙)
「 明治三年庚午四月
官許 農業往来 全
東京書賣 青松軒蔵版 」
(明治3(1870)年4月、東京の青松軒の出版)
田法之事
(田の単位のこと)
一、間ハ六尺をいふ、又、六尺三寸或ハ
六尺五寸にも、まちまちなり
(間(けん)は6尺のことをいう。また6尺3寸、あるいは6尺5寸とも、
まちまちである。)
*1尺は約30.3センチメートル。寸は尺の10分の1。
(『日本国語大辞典』より)
一、畝は三十歩を云、歩とハ坪と
いふも同し、三十坪の事なり
(畝(せ)は30歩のことをいう。歩とは坪というのと同じ。
30坪のことである。)
一、反ハむかしハ三百六十歩をいへ共、
今ハ三百坪を一反といふなり
(反(たん)は、昔は360歩のことをいったが、今は300坪を1反というのである。)
一、町ハ六十間四方を云、今市町の
壹町も六十間なり
(町は60間四方(平方)をいう。今、市町の1町も60間である。)
*1間は6尺(約1.82メートル)にあたる。(『日本国語大辞典』)
一、歩は一坪の事也、六尺四方又
ハ六尺五寸四方をいふなり
(歩は1坪のことである6尺四方または、6尺5寸四方をいうのである。)
是は童蒙の為にしるす。
(これは、こどものために記す)
*童蒙・・・まだ、幼くて物の道理に暗い者。子ども。(『日本国語大辞典』)
ここまでは、まだ農業往来に入っていません。
まずは、田んぼに関する単位の勉強からスタートしたのですね。
つづく
読んでいただいて有り難うございます。
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