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2006年9月14日 (木)

古文書を読んでみよう~農業往来を読む~ その2

前回は、農業の単位について勉強しました。

では、今日も読んでいきましょうね。

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ふううねんちうこうさくよしあし

風雨年中耕作吉凶 暦にて其年正月元日の十干を見て
            年中風雨多少耕の吉凶を占ふ法也

(暦で、その年の正月元日の十干を見て、一年中の風雨の多少、

 耕作の吉凶を占う方法である。)

 *十干・・・甲乙丙丁戊己庚辛壬癸の総称。(『日本国語大辞典』)

正月元日 甲 三月大雨降、六・七月ひてり又ハ大風吹をも
        乙
            あるべし、又、秋ハ水なし麦作悪し、五穀大概吉

(正月元日が甲乙の年。3月に大雨が降る。6・7月は日照り、または

 大風が吹くこともあるだろう。また、秋は水がなく麦作が悪い。

 五穀はだいたい吉である。) 

正月元日 丙 三・五月雨降る、六・七月時気不順なり上田
        丁
            ハ吉、下田は実入すくなし、糸綿よし

(正月元日が丙丁の年。3・5月に雨が降る。6・7月は気象が不順である。

 上田は吉。下田は実入りが少ない。糸綿はよい。)

 *時気・・・四季の気象。時候。(『日本国語大辞典』)

 *上田・・・地味が肥え、収穫の多い田地。また、検地によってもっとも

        生産力が高いと認定された田。上等の田地

                    (『日本国語大辞典』。)

 *下田・・・地味のやせた下等の田地。痩田。(『日本国語大辞典』)

正月元日 戊 二・三月雨、六・七月ひてり、秋ハ半分雨天半分 
            己
      晴天耕作ハ大概よし、小豆実入よし

 (正月元日が戊己の年。2・3月は雨。6・7月は日照り。秋は半分は

  雨天。半分は晴天。耕作はだいたい良し。小豆は実入りも良し。

 *実入・・①穀物などの実のいりかた。また、実が成熟すること

       ②収入。所得。(『日本国語大辞典』)

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正月元日 庚 三月雨降、四月ひでり、五・六月~九月大水
       辛
       出る、又、大風吹此年ハ上田悪くふき吉、麦作悪し

(正月元日が庚辛の年。三月は雨が降る。四月は日照り。5・6月~9月には

 大水がでる。また、大風が吹く。この年は上田は悪く。ふきは吉。

 麦作は悪い。)

正月元日 壬 五月雨ふる、七月ひてり作物ハよし、但、下田実 
            癸
            入よし、上田ハ半分なり、秋ハ水すくなし

(正月元日が壬癸の年。五月に雨が降る。7月は日照り。作物は良い。

 ただし、下田の実入りは良い。上田は半分である。秋は水が少ない。)

    右見タリ干土民捷用集

右は、「土民捷用集」に見えた記事である。) 

 この出典である「土民捷用集」をちょっと見てみたいですね。

 誰の著作なのかもまだ調べてませんが、今後、調べていきたいと

 思います。

 農業の単位の次は、暦と天気・収穫量との関係について学んだのですね。

 読んでいただいて有り難うございます。
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