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2006年10月15日 (日)

古文書を読んでみよう~農業往来を読む~ その6

Nou081  ←クリックするとおおきくなるよ 

<前回のつづき>

なをありぢよ
猶有除
 
<ここから>

ち  さんさう あさを あい・こう
地者三草之麻苧・藍・紅
 
くわ しほく くハ こうそ・うるし・ちゃ、かつ

花、四木之桑・楮・漆・茶、且
また、はたもの・おゝむぎ・こむき・だいづ
又、畠物者大麥・小麦・大豆
せうづ・さゝげ・えんとう・そバ
小豆・大角豆・豌豆・蕎麦
あハ・きび・ひへ・ごま・えけし
粟・黍・稗・胡麻・荏芥子
なたね・きわた・たばこ・かぶら・だいこん
菜種・木綿・煙草・蕪・大根
ごバう・にんじん・やまのいも・とうの
牛蒡・胡蘿蔔・薯蕷・唐
いも・わいも・くわい・こんにゃく・なんくハ
芋・和芋・烏芋・蒟蒻・南瓜
                    カボチャ


読み下し文

なお、除地(1)ありは、三草(2)の麻苧・藍・紅花、
四木(3)の桑・楮・漆・茶、
 且つまた、畠物は、大麦・小麦・大豆・小豆・
大角豆・豌豆・蕎麦・粟・黍・稗・胡麻・荏芥子・
菜種・木綿・煙草・蕪・大根・牛蒡・胡蘿蔔・薯蕷・唐・
薯蕷・唐芋・和芋・烏芋・蒟蒻・南瓜・


注1、①江戸時代、検地帳などの記載からのぞかれた土地。
    ②江戸時代、領主の証文または由緒により、年貢・諸役を課されない土地。
     無年貢地。(『日本国語大辞典』)。

    ようは、何を作っても年貢のかからない土地のことです。

注2、江戸時代、穀類以外に農家にとって重要な三種の草(『日本国語大辞典』)。
   元禄10年に刊行された『農業全書』(岩波文庫版)の、「三草之類」の項では、
   三草といっても、木綿・麻苧・麻・藍・紅花・茜根・王蒭・烟草・藺・席草・菅と
   11種類も紹介されています。

 

   農業全書

  • 作者: 宮崎 安貞, 貝原 楽軒, 土屋 喬雄
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1988
  • メディア: 大型本
  • 注3、収益性の高い4種の樹木(『日本国語大辞典』)。

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