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2006年10月25日 (水)

古文書を読んでみよう~農業往来を読む~ その7

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今回、ちょっとよくわからないところが何カ所かあります。

<判読>

とうくハ・すいくわ・まくハ・きふり・なすひ
冬瓜・西瓜・真瓜・胡瓜・茄子
とうからし・ちさ・たで・わさび・ごしん
蕃椒・苣・蓼・山薑、五辛
ハにら・にんにく・らっきゃう・ひともし。くわふぎょ(?)、やくしゆ
者、韮・蒜・薤・葱・薰渠(?)、薬酒
ハ、ちわう・たうき・せんきう・しゃくやく
者、地黄・當皈・川芎・芍薬
ききょう・ゆり・しそ・しゃうきゃう、じつ(?)
桔梗・百合・紫蘇・生薑、揃(?)
もく くり・かき・なし・みかん・きんかん
木者、栗・柿・梨・蜜柑・金柑
ゆ・たちバな・たいゝゝ・くねんぼ・ぎんなん・はしばみ
柚・橘・橙・乳柑子・銀杏・榛
きこく・むめ・もも・すもゝ・からもも・なつめ・やま
枳穀・梅・桃・李・杏・棗・楊


<読み下し文>

冬瓜・西瓜・真瓜・胡瓜・茄子・蕃椒・苣・蓼・山薑
五辛(注1)は、韮・蒜・薤・葱・薰渠(?)、
薬酒は、地黄・當皈・川芎・芍薬・桔梗・百合・紫蘇・生薑
揃木(?)は、栗・柿・梨・蜜柑・金柑・柚・橘・橙・乳柑子・銀杏・榛
・銀杏・榛・枳穀・梅・桃・李・杏・棗


注釈
(1)五辛(ごしん)
   仏語。五種の、辛みや臭みのある野菜。にんにく、ねぎ、にら、あさつき、らっき
   ょうなどの五種をいう。食べることによって興る色欲や怒りの心などを避けるため
   に、これらを禁じた。(『日本国語大辞典』)
   他では、生姜が入ることもある。ここでの「薰渠」は何なのか不明。

 

 はっきりいって、このページは野菜や果物の名前だけしか乗ってません。

 しかし、私にはわからない名前がたくさん出てきました。

 現代社会では、野菜の種類が昔に比べて減ってきていると言われますが、

 それが如実にあらわれていますね。

 はやく調べなくっちゃ。

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2006年10月15日 (日)

古文書を読んでみよう~農業往来を読む~ その6

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<前回のつづき>

なをありぢよ
猶有除
 
<ここから>

ち  さんさう あさを あい・こう
地者三草之麻苧・藍・紅
 
くわ しほく くハ こうそ・うるし・ちゃ、かつ

花、四木之桑・楮・漆・茶、且
また、はたもの・おゝむぎ・こむき・だいづ
又、畠物者大麥・小麦・大豆
せうづ・さゝげ・えんとう・そバ
小豆・大角豆・豌豆・蕎麦
あハ・きび・ひへ・ごま・えけし
粟・黍・稗・胡麻・荏芥子
なたね・きわた・たばこ・かぶら・だいこん
菜種・木綿・煙草・蕪・大根
ごバう・にんじん・やまのいも・とうの
牛蒡・胡蘿蔔・薯蕷・唐
いも・わいも・くわい・こんにゃく・なんくハ
芋・和芋・烏芋・蒟蒻・南瓜
                    カボチャ


読み下し文

なお、除地(1)ありは、三草(2)の麻苧・藍・紅花、
四木(3)の桑・楮・漆・茶、
 且つまた、畠物は、大麦・小麦・大豆・小豆・
大角豆・豌豆・蕎麦・粟・黍・稗・胡麻・荏芥子・
菜種・木綿・煙草・蕪・大根・牛蒡・胡蘿蔔・薯蕷・唐・
薯蕷・唐芋・和芋・烏芋・蒟蒻・南瓜・


注1、①江戸時代、検地帳などの記載からのぞかれた土地。
    ②江戸時代、領主の証文または由緒により、年貢・諸役を課されない土地。
     無年貢地。(『日本国語大辞典』)。

    ようは、何を作っても年貢のかからない土地のことです。

注2、江戸時代、穀類以外に農家にとって重要な三種の草(『日本国語大辞典』)。
   元禄10年に刊行された『農業全書』(岩波文庫版)の、「三草之類」の項では、
   三草といっても、木綿・麻苧・麻・藍・紅花・茜根・王蒭・烟草・藺・席草・菅と
   11種類も紹介されています。

 

   農業全書

  • 作者: 宮崎 安貞, 貝原 楽軒, 土屋 喬雄
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1988
  • メディア: 大型本
  • 注3、収益性の高い4種の樹木(『日本国語大辞典』)。

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